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当院のスタッフが、医院からのお知らせや日々のできごと、
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    院長blog

    こんにちは

    高田馬場 新田歯科医院
    根管治療担当 院長の林です。
    そろそろ桜のシーズンですね。
    そういえば、根管治療とは全く関係ありませんが、
    桜の開花って
    2月1日からの最高気温を足して
    600℃に達すると開花するという法則があるの
    ご存知でしたか?
    実はこの法則凄く信憑性が高く、
    今まで最長で4日しかズレたことがないそうです。
    天気予報もこれくらいで当たればいいですね(笑)

    さて、前回の続きとなりますが、
    スイスにある
    デンツプライシロナ社訪問記の続きです。
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    写真は社内からフランス国境の方向で、
    もうすぐ先はフランスだそうです。
    さて、
    ここには根管治療の使用する
    ファイルと呼ばれる
    根管の中を切削する器具を製造する工場が併設されています。
    その他にもインプラント用のドリルなども製造している
    工場を敷地内に3箇所持っています。
    この工場の見学もさせて貰えました。
    私、東京医科歯科大学大学院では
    この根管治療で使用するファイルの研究を行っていましたので、
    非常に楽しみにしていました。
    元々、根管治療においては
    ステンレススチールという金属のファイルを使用していましたが、
    その柔軟性の無さによって
    問題が起きることがあるので、
    1980年代終わりからニッケルチタンという金属で作った
    ファイルが臨床の現場に登場しました。
    ニッケルチタンは前述のステンレススチールに比べ
    柔軟性に優れているのが特徴です。
    私も普段は主にこのニッケルチタンのファイルを使用しています。
    ただ、ステンレススチールの物も必要なので、両方使用しています。
    残念ながら工場内の写真は撮影できませんでしたが、
    凄く楽しい工場見学で
    小学生に戻った気分でした(笑)
    このデンツプライシロナ社の凄いところは
    工場で使用する器械を自社で製造していることです。
    工場の器械って普通、
    器械メーカーに発注して作ってもらう印象なのですが、
    自社で作っているなんて凄いですね。
    これは製造工程に色々な秘密があり
    それが外に漏れるのが嫌だからと説明を受けました。
    最近のニッケルチタンのファイルは
    合金を熱処理することにより
    その柔軟性を高めるようになりましたが、
    この熱処理はメーカーによって
    色々方法が違うようで、
    今回、器械が見せて貰えましたが
    熱処理の条件はさすがに教えて貰えませんでした。

    工場見学は非常に楽しかったです。

    写真は
    宿泊したローザンヌのレマン湖を朝ジョギングした時の風景です。

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    根管治療・歯内療法に関する
    ご相談は
    高田馬場 新田歯科医院
    03-3232-0418

    また続きは次回に

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