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当院のスタッフが、医院からのお知らせや日々のできごと、
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  • 米国歯内療法学会③

    院長blog

    こんにちは

    高田馬場 新田歯科医院
    院長の林です。
    5月も下旬、
    もうすぐ梅雨なんでしょうか?
    もう通り過ぎてる感じが・・・

    さて、
    前回に引き続き
    今月の初旬に行われた
    米国歯内療法学会の続きを。

    米国歯内療法学会は
    根管治療の専門医が
    集まる学会なので、
    もちろん根管治療に関する
    講演ばかりです。
    この米国歯内療法学会に
    初めて参加したのは
    かれこれ11年前。
    当時、東京医科歯科大学の
    歯髄生物学分野の大学院生でした。

    場所はカリフォルニアのアナハイム
    (ディズニーランドで有名で、
    また野球の松井秀喜選手も
    一時期アナハイムエンゼルズに在籍していましたね)
    でした。
    この時初めての渡米(本土)だったのですが、
    ある事件が起こりました。
    この内容は次回にでも。。

    さて、10年一昔で、
    学会に行く楽しみの一つに
    各企業の展示会場を
    色々見て廻るということがあります。

    今年も数多くの展示業者がありました。
    そういえば、
    7、8年前には
    某大手インプラントのメーカーが
    根管治療の学会で
    スポンサーになっていた時期もありました。
    根管治療は天然の歯を残す治療
    インプラントは失くなった歯を補う治療
    まさに対極な感じですが、
    インプラントメーカーがスポンサーだった
    時期もありましたが、
    今は跡形もなくなりましたが・・・

    で、今回
    私が注目していたのは
    根管治療中に使うファイルという器具で、
    根管の中を綺麗に清掃する器具です。
    従来はステンレススチール製の器具が多く使われていましたが、
    その20年位の間に
    ニッケルチタン製の器具が登場し、
    専門医に広く普及しました。
    大学院時代の研究テーマが
    このニッケルチタン製ファイルの
    理工学的性質に関することだったので、
    新製品が出ると
    どんな感じなんだろうと
    人一倍気になるたちです。

    今回、ブラッセラーというメーカーから出た
    新製品は今まで
    触ることの出来なかった根管の細かい部分を
    触る事ができるという触れ込みの製品です。
    どちらかと言うと積極的に
    汚染された根管の中を削るというよりは
    消毒のお薬と一緒に使って
    撹拌する感覚に近かったです。
    ペンシルベニア大学でお世話になっている
    トロープ先生が講義をされていたので、
    それを聞き、試しに使ってみましたが
    なかなかおもしろい発想だなと思いました。
    IMG_6511

    そんなわけで、
    根管治療に関する製品も
    日進月歩で発達していきますが、
    大事なのは
    どういう考えで根管治療(歯内療法)を
    行うかだと思います。

    ご予約は
    高田馬場 新田歯科医院
    03-3232-0418
    まで

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