当院のスタッフが、医院からのお知らせや日々のできごと、
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2016年6月24日(金)
神奈川県川崎市にある
川崎市歯科医師会館にて
川崎区歯科医師会会員の先生方対象の
学術講演会にて
根管治療に関する講演をさせて頂きました。
当日は金曜の診療後の時間帯にも関わらず
多くの先生方にお集まり頂きました。
当日の講演の内容は、
いつもとあまり変わりないですが、
根管治療におけるコンセプト
守らないといけないルール
などのお話の他に
歯内療法における
根管形成の勘所について
特に、
Ni-Ti(ニッケルチタン)ファイルを使用した
根管形成の方法について
お話させて頂きました。
Ni-Tiファイルに関しては
研究が始まってから四半世紀が経ちましたが
今までの間に様々な種類のNi-Tiファイルが
臨床の現場に登場し、
歯内療法の効率化に役立ってきたと思います。
しかしながら、
このNi-Tiファイルを歯内療法で使用するにあたっては
注意点がいくつか存在します。
新製品が登場すると
ついついすぐに使ってみたくなりますが、
その前に考えなくてはならないことが存在します。
このような点に関して
お話をさせて頂きました。
講演の後に懇親会も用意して頂き、
色々なお話をさせて頂き
楽しい一時を過ごすことが出来ました。
川崎という場所柄なのか
母校鶴見大学出身の先生方
(もちろん先輩方)
も多くいらっしゃったので、緊張しました。
お話させて頂いていつも思うのですが、
根管治療は基本的にどの歯科医師でも行う治療ですが、
疑問に思っておられることが非常に多いのです。
我々、根管治療専門医はごく当たり前と思い込んでいることも
意外に知られていなかったりすることがあります。
このような事を1つでも
どの歯科医師にとっても普通だとわかって頂けるように
していければいいなと思っております。
今回、講演をさせて頂くに当たりまして
ご協力頂きました
川崎区歯科医師会様ならびに(株)松風様に
この場を借りて御礼申し上げます。
何か1つでも
日常の臨床のエッセンスになればと思っています。