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当院のスタッフが、医院からのお知らせや日々のできごと、
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  • ペンシルバニア大学 歯内療法シンポジウム ①

    院長blog

    おはようございます。

    高田馬場 新田歯科医院
    院長の林です。

    先日、スタッフの方からも
    おしらせがあったと思いますが、
    私は、ペンシルバニア大学の歯内療法シンポジウム
    (根管治療に関するシンポジウム)に
    参加するためフィラデルフィアに行ってきました。

    この歯内療法シンポジウムは
    正式には
    PennEndo Global Symposium
    ペンエンドグローバルシンポジウムと言うもので、
    今まで、
    日本を始め、台湾、ドイツ、ブラジルなどなど
    世界各国で開催されてきました。
    そのシンポジウムが初めて本国アメリカの
    ペンシルバニア州のフィラデルフィアで
    開催されるということで、
    ドイツ人の友達などからも
    誘いがあったので行ってきました。

    今回のシンポジウムのテーマは
    「Endodontic Retreatment
    根管治療の再治療」
    という非常に興味深いものでした。

    根管治療は
    抜髄
    (虫歯などにより炎症を起こした生きている神経を抜く治療)

    再治療(一度以上根管治療が施してある歯の根管治療)
    に分かれますが、
    再治療は抜髄と比較して成功率が下がると言われています。
    また再治療は非外科的再根管治療と
    外科的根管治療(歯内療法)に分かれます。
    外科的根管治療は歯を保存するための
    最終手段の位置づけになるので、
    できれば非外科的な再根管治療で成功し、
    再発しないことが望ましいところです。
    しかしながら、
    歯の中にある神経の管・根管は
    非常に複雑な形態をしていたり、
    再治療になると特異的に問題を起こす細菌など
    色々問題が複雑化してしまいます。
    この再根管治療が
    酷い虫歯などでしなくてはならない抜髄処置と
    同じ位の成功率に近づくことができれば
    抜歯しなくてはならない歯の本数が
    もっと減るはずです。
    今回のシンポジウムは
    再根管治療にスポットをあてて
    行われましたが、
    高田馬場からわざわざ行って
    非常に勉強になったと思います。

    歯内療法という歯科の中の1つの分野ですが、
    考えなくてはならないことは山ほどあります。

    詳しくは
    また続きで。

    写真はペンシルバニア大学臨床教授の
    Martin Trope先生と
    スウェーデンのイエテボリ大学教授で、
    ペンシルバニア大学の非常勤講師もしている
    Gunnar Bergenholtz先生です。
    20141108DrTrope-DrBergenholtz

    ご予約はお電話にて
    高田馬場 新田歯科医院
    03-3232-0418

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