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当院のスタッフが、医院からのお知らせや日々のできごと、
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  • 東京医科歯科大学歯学部同窓会 根管治療に関する講演

    2015年4月25日

    東京医科歯科大学歯学部同窓会主催の講演会
    白熱教室にて
    根管治療・歯内療法に関する講演をさせて頂きました。

    講演タイトルは
    GPの為の歯内療法基礎知識
    で、
    一般歯科医師に対する
    歯内療法(根管治療)専門医からの
    根管治療をする際に必要な
    基礎知識のお話をさせて頂きました。

    今回の講演は
    土曜日の夜、
    診療後の先生方も多かったと思いますが、
    多数の先生方に受講して頂けました。

    根管治療において
    最新の器材は必要かもしれませんが、
    それ以前に
    適切な根管治療のコンセプトを
    理解することが重要だと考えております。

    なぜ適切な根管治療が必要なのか
    そしてその根管治療をするに当たって
    知っておくべき知識の整理を歯科医師は
    すべきであると思っています。

    現在、我々が行っている根管治療は
    インプラントと違い
    この10年・20年で
    飛躍的な変化が起こってきたわけではありません。
    確かに、
    マイクロスコープ(顕微鏡)を使用することによって
    肉眼では観察できなかった複雑な
    構造を視覚的に観ることができたり、

    ニッケルチタンファイルという
    根管の中をキレイにする器具の出現により
    曲がった根管を逸脱することなくキレイにできたり

    また、今まで平面的な診断しかできなかった
    レントゲン写真を
    CTを使用することにより
    根管の解剖学的形態を
    術前に把握することができるようになりました。

    技術的側面は
    非常に発展しました。
    しかしながら、歯自体は変わることがありません。

    歯自体が変わらないということは
    基本的な根管治療(歯内療法)に対する基本的な考えも
    変わっていません。

    このような点を
    論文などのデータを基に
    解説させて頂きました。

    世界的にみて
    欠損(失くなってしまった)した部分を
    補う為にはインプラントが
    第一選択であることに間違いは無いと思います。
    しかしながら、インプラントをする前に
    適切な根管治療によって天然の歯を守ることが出来れば
    患者も歯科医師も満足出来るはずです。

    根管治療専門医として
    このような点を
    今後も発信できたらいいなと
    考えております。
    20150425-1

     

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